2016 年 3 月 8 日 「鹿をさして馬となす」

PR39代表の林鍋昌です。

 

いきなりいつもの登山の話です。

3週間前、氷点下の雪の上に

アイゼンをつけた登山だったのですが

3月5日はなんと山頂では摂氏13度、

平地でも22度の春日より。

汗が噴き出て服がびしょ濡れ。

3週間空くとやはり疲れます。

早春を実感した登山でした。

 

さて、人は家族や、友達など

沢山の人々に支えられ生きています。

一部の人はそれなりの社会的地位、

権力やお金、財産を持つと

謙虚さをなくし、人を見下し、

人の意見に耳を貸そうとしません。

 

そのような権力を持った人や集団が言う事が正義で

それに意義をとなえ反対する人や集団は不正義、

見たいな事が平気でまかり通っているような

世の中になっていませんか?

 

馬鹿の語源の俗説には

『史記(秦始皇本紀)の故事

「鹿をさして馬となす」いうという言葉があります。

これは、秦の趙高が二世皇帝に、

鹿を「馬である」と言って献じました。

群臣は趙高の権勢を恐れて「馬です」と答えたが

「鹿」と言った者は暗殺されました。

この事より、自分の権勢を良い事に

矛盾したことを押し通す意味として

「馬鹿」と言うようになったと記されています。

 

もし、この様な事が起きていれば

大変不幸な事です。

歴史は、それをはっきりと証明しています。

しかし、現実は悲しいかな

身近なところで、また国内外で起きています。

 

多種多様な業種、団体、民族や宗教、国境を超え

争いをしている相手の立場に立って

外から物事を客観的、冷静に見ると

正義と不正義、公平や不公平、差別やいじめなど

良く見えてきます。

 

私も未熟な人間の一人ですが、

自分のアイディンティティを持ちながらも

人の意見、社員やお客様の意見を真摯に受け止め

客観的に物事を考える力をやしない

自身の人格を磨き、会社や社会の発展に

貢献して行きたいと思っています。

 

それではまた来週。