2016 年 4 月 11 日 その餃子、ちょっと待った

餃子を食べるとき、
なにをつけて食べます?

 

「酢醤油」「お酢」「ラー油」
を小皿に入れてつけだれを作っているなら、
ちょっと待って下さい。

 

小皿には酢醤油とラー油だけを入れ、
お酢は餃子に直接かけて下さい。

 

そうすると、
くっついている餃子の皮同士が
スルスルっと離れるので、
破れた穴から肉汁がこぼれることが
なくなります。

 

 

昔テレビで観て、
「へぇ〜」と思いやってみたら、
劇的に真実だったので、
それ以来この
ダイレクトビネガー方式を
採用しています。

 

 

最近はあまり観なくなりましたが、
昔はかなりのテレビっ子で、
この手の裏技やウンチクは
ほとんどテレビから仕入れていました。

 

何百、何千と
色んな裏技を仕入れてきたはずなんですが、
覚えているのはほんのわずか。

 

ほかには、
ペットボトルをすすぐ時は
ぐるぐる回して渦巻きを作れば
中の水を素早く捨てられる。

 

というのも覚えています。

 

 

他にも
「へぇ〜」と感心した
裏技はたくさんあるはずなのに、
全然覚えていません。

 

 

この覚えているか覚えていないかの違いは
一体何なんでしょうか?

 

 

実はこの答えは、
身を持って導き出してあります。

 

覚えているか否か?
それは、
「実践したかどうか」。

 

さらに言えば、
「実践し続けてるかどうか」。

 

もうこの一事につきます。

 

 

サラリと聞いただけのことは
忘れていきますが、
手を動かして体験し、
繰り返すことで
身になっていきます。

 

 

 

プロモーションを作るとき、
「いかに顧客にエンゲージメントさせるか?」
という観点で考えます。

 

従来の意味は
「婚約」とか「約束する」
といったものですが、
この場合は、
「積極的に関わらせる」「愛着を持たせる」
といったような意味合いになります。

 

もっと直接的な言い方をするなら、
「わざわざ手を煩わせる」
といった感じです。

 

例えば、
・試食をさせる
・クイズに答えてもらう
・アンケートに協力してもらう
・「いいね」を押してもらう

 

 

お客さんに何かを買ってもらう時は
なるべく煩わしくないように、
シンプルに明快にしていくのが鉄則。

 

特にWEBのショップサイトなどでは
購入までのプロセスが煩雑になると
どんどん離脱していきます。

 

 

なのにわざわざ
お客さんの手を煩わしては
逆効果に思えるかも知れませんが、
そのまた逆効果です。

 

人は、
積極的に関われば関わるほど、
その商品のことをほっとけなくなります。
忘れられなくなります。

 

もちろん、
アプローチの仕方を間違うと
押し売りっぽくなって
嫌悪感を抱かせてしまいますが、
適切なエンゲージメントは、
あなたの商品・サービスを
1 of them
から
Only 1
に引き上げてくれます。

 

 

誤解を恐れずに言うなら、
お客さんはあなたからの指示を
待っています。
あなたが何も言わなければ
お客さんは何もしません。

 

逆にあなたが何か指示を出すと、
お客さんは意外なほど素直に
行動してくれます。

 

 

これは、なかなかの奥義です。

 

 

ただし、
さっきも言ったように、
アプローチを間違えると
エラい目に遭います。

 

 

ポイントは、
あなたが向いている方向。

 

ちゃんとお客さんの方を向いていなければ、
すぐ見抜かれます。
お客さんは馬鹿ではありません。

 

「セールスにおいて、
誠実さに勝るスキルはない」
です。

 

しっかり踏まえておきましょう。