2016 年 4 月 27 日 私・・・マスターの事が好きです!

どうも、PR39総務部のリンです。

 

「私・・・マスターがの事が好きです!」

先日友人ととあるBARに行った時の話です。

 

友人が行きつけのBARがありそこに

ぜひ私を連れていきたいということで

そのBARにお邪魔してきました。

 

友人と駅で待ち合わせをして

駅から5分ほど歩いた入り組んだ路地の片隅に

そのBARはありました。

 

外観は今どきのBARというよりも

少し古い感じの残る

どこか懐かしい雰囲気でした。

 

早速入ってみると店内には

カウンター席10席、テーブル席2席があり

とてもこじんまりとしていました。

 

ごちゃごちゃとしていない程度に

マスターの趣味であろうグッズなどが

店内に散らばっておりどことなく清潔感もありました。

 

薄暗い明かりの中店内を見渡すと、

どうやら私たちが来る前から

数名の常連がいたので席はほぼ満席状態。

 

ちょうどよくカウンター席が

残り2席空いていたのでそこに座ることに。

 

すると愛想のいい40代後半ぐらいの

イケメンマスターが快く迎えてくれました。

 

「このお店はマスターが有名なんだよ」と友人がポツリ。

 

マスターはまず先に私のお酒の趣向と

その時の気分をヒアリングし、オ

リジナルのドリンクを振る舞ってくれました。

 

さらに「初めて来店していただいたのでこちらはサービスで」と粋な計らい。

 

その後も友人が他の常連と盛り上がっている中、

初めて来る私を常に気にかけ、話をしたり

違う常連さん達を紹介してくれたりしてくれました。

おつまみとして出てくる料理も最高に美味しい!

マスターのおかげもあって初めて来るお店なのに

とても居心地よく時間を過ごすことができました。

マスターが有名という友人の言葉も納得。

実際に来店しているお客もみんながマスター慕っていました。

 

そんな「マスター」が有名なBAR。

私がいる間も何人もの客が店を訪れてきました。

満席なので諦めて帰る方や、

中には店内で立って飲んでいる方もいたほど。

 

ということもあって、近い日にひとつ隣の駅前に

もう一店舗、店を構える事になったそうです。

 

マスターは皆が喜ぶと思っていましたが、そこで一つ問題が。

「マスターはどっちのお店に行くんですか?」

「マスターがいないならこっちにはもうこないかな~」

「マスターに会いに来てるようなもんだよ」

 

この様な声があちらこちらで聞こえてきたのです。

 

このBAR。

お店の雰囲気やお酒の種類、

料理の美味しさなど色んなプラス要素がありますが、

常連のみんなのお目当ては「マスター」です。

 

なので2つ店舗を持ちその「マスター」が

どちらかに行かなければいけないとう状況は

お客様にとっては嬉しくない事でした。

 

まず「マスター」どちらかにずっと居座るのであれば、

そちらにお客様が集まってもう一方は新規の客のみになるでしょう。

新規客が来るもののそちらに名物の「マスター」は不在。

 

また「マスター」が2つの店舗を行き来したとしても

常連としてはどちらにマスターがいるのか

常に把握をしなければいけません。

 

それはそれで手間がかかりますし、

結局は「マスター」がいない方のお店は集客が難しくなります。

それにより常連の足も遠のくかもしれません。

 

その話を聞きながら私はとても難しいな~と一人で考えていました。

 

「マスター」に代わりに店舗を任せることができる人材を育成するのか。

もしくは新店舗は「マスター」中心のBARではなく

別の新たなコンセプトを掲げて営業をするのか。

結局答えはでないままその日BARを立ち去る事となりました。

 

これは一般の企業でもよくあることです。

○○企業の○○さんだから取引していたけど、

○○さんが移動になったので今回からは他に注文します。

という話はわたしも何度か耳にしたことがあります。

 

現代のマーケティングにおいて

企業のブランディングももちろん大事ですが、

その企業で働く「人」のファンを作る

という事もとても大切な一つです。

 

しかしその「人」ありきでの繋がりになってしまうと、

その後とんでもない落とし穴があるかもしれません。

 

あなたはこの問題についてどう思いますか?

 

 

追伸

 

BARの新規店舗運営において

いい案などがございましたら、

リンに直接ご連絡いただけると助かります!

よろしくお願いします♪