2016 年 6 月 16 日 絶対に読めないQRコード
天神のスタバより
営業部長の林です。
ある日の出来事です。
新しい靴が欲しくて、ネットで検索。
出先なので、スマホです。
お、いいのがありました。
人気商品のため、在庫のこり1。
今でしょ!
初めて利用するサイトで
ちょっと手こずりましたが、
どうにか購入することができました。
さて、この一連の中で、
どうしても納得できないことがありました。
そのサイトには目立つように
「初回ご利用者は20%OFFクーポンプレゼント!!」
というバナーが設置されていたんです。
「いいですねぇ」
と、そのバナーをタップすると画面が切り替わり、
「こちらのQRコードからクーポンをゲット!!」
の文字とともに画面いっぱいのQRコードが現れました。
「オッケー♪」
早速スマホのQRコードリーダーをかざして
画面に表示されているQRコードを
読み取ろうとしたんですが・・・
これ、不可能なんです。
文字だと分かりにくいかもしれませんが、
映像を思い浮かべてみてください。
画面に表示されているQRコードを
画面の裏に付いてるカメラで撮影する・・・。
どうです、無理でしょ?
2人いればいけます。
1人が表示させてもう1人が撮影すれば楽勝です。
でも今は1人。
夕方には友人と合流できるけど
それまであと3時間あまり。
ダメだ。
在庫のこり1。
待ってたら売り切れる!
身をよじったり鏡を持ち出したりして
試行錯誤を繰り返したのち、
ついに諦めて20%OFFクーポン無しで
靴を購入しました。
やさしくないわぁ・・・
ちなみにそのサイト、
スマホ用に作り込んであるんですよ。
スマホユーザーを意識しておきながら
この仕打ち。
わざと?
とすら思えてきます。
クーポン獲得ページにつれていきたいなら、
QRコードじゃなくてURLを貼っといてくれれば
そこを押すだけで済むのに・・・。
間の抜けた笑い話のようですが、
意外にこの手の話はよくあります。
これは、
マーケティング以前に「気遣い」の問題。
特にウェブ周りには便利なツールや
新しいテクノロジーがごろごろしていて、
数字や記号で色んなことが処理されていきます。
「買う」という行動は、
生身の人間が「感情」で行います。
いくらテクノロジーが進歩しても、
そこだけは変わりません。
お客様のことが数字や記号に見えてる時には、
「読めないQRコード」的なものを
気付かずに投げつけている可能性があります。
ともに考えていきましょう。