2016 年 6 月 27 日 初めて行くパーティー

博多駅筑紫口のプロントより
営業部長の林です!

 

 

何の手違いか、
とあるパーティーの招待状が届く。

 

確かに主催者とは知り合いだけど、
パーティーに呼ばれるほどの仲でもない。

 

でもまあ「顔を立てておくか」と
そのパーティーに参加する。

 

会場はすでにたくさんの人で賑わっているけど
自分の知り合いは一人もいない。

 

唯一主催者だけが知り合いだけど、
彼はいろんな人をもてなさないといけないので、
話し相手としてずっと一緒にはいられない。

 

軽く挨拶を交わし、すぐ一人に。

 

みんな楽しそう・・・。
元々知り合いなんだろうな。
「例の件だけど・・・」
みたいな会話に入っていけるわけもなく、
所在無さげに飲み物ばかり飲んでいる。

 

・・・帰りたい。

 

 

 

どうですか?
こんな経験、又はこれに近い経験ありませんか?

 

「いや、自分は人見知りせず
ガンガン行けるタイプだからないよ」
と思ったあなたは、なおのこと、
肝に銘じて下さい。

 

 

新規顧客にとって、
あなたの事業は
このパーティーと同じ状態だ。
ということを。

 

 

 

あなたの戦略は素晴らしく、
いわゆる常連さんもついてきて、
顧客はあなたのファンでいてくれている。

 

この状態は、非常に理想的です。
そのため、内側にいると気付きにくいんですが、
この集団、外から見ると、
ちょっと異様なんですよね。

 

「異様」というと極端かも知れませんが、
少なくとも取っ付きにくさは感じます。

 

マーケティングの上手下手は
「いかにそれを感じさせずに輪に引き込めるか」
の能力がかなりのウェイトを占めます。

 

 

例えばパーティーでいうと。

 

新規のお客さんが来たら、
必ずエスコートの担当者が歩み寄り
「◯◯様、お待ちしておりました」
と声をかける。

 

そして、ウェルカムドリンクを手渡し、
そのグラスが空くまでのあいだに
・わざわざ来てくれたことへの感謝
・このパーティーの主旨
・参加してる人たちのおおまかな属性、素性
などを伝える。

 

そして、
「あなたは他の参加者と同様に
このパーティーの大切なお客様であり、
みんながあなたを歓迎している」
ことを伝える。

 

そのやりとりの中で、
このお客さんと話の合いそうな
別のゲストにアタリをつけ紹介する。

 

お互いに共通しそうな話題をふり、
会話が弾んできたところで
そっとその場を離れる。

 

 

 

どうでしょう?
そんなエスコートがあると、
随分助かると思いませんか?

 

 

ほとんどの企業は
「あまり声をかけすぎると嫌がられるから」
という理由で、このエスコートをしません。

 

声をかけないから
お客さんはどこかに行ってしまう。

 

あなたが興味を示さないのに
お客さんが興味を持ち続けてくれる
はずがありませんよね?

 

特に新規のお客さんは
勝手の分からないパーティーに放り込まれて
孤独で不安で仕方がないんですよ。

 

 

招待状を送ったのなら、
ちゃんと責任を果たすべきではないでしょうか?

 

 

 

追伸.

 

ま、実際はパーティーすら開かない企業が
ほとんどなんですけどね・・・。