2016 年 7 月 19 日 「急がば回れ」

PR39 代表の林です。

九州の今年の梅雨はうんざりするほど雨が降っています。

庭のゴーヤやトマトなど勢いよく育っています。

 

 

ゴーヤ ゴーヤ2

 

 

自分の家から福智山を望むと

西南側の山肌が勇壮にそびえ立っています。

 

 

福智山

 

 

山は3次元なのに

人の目は2次元にしか映りません。

山は360度周りから見るとすべて景色が大きく変化します。

また上空から見ると山の麓から頂上まで

360度の全方位から山の頂に向かって

長い道のりが複雑に入り組んでいます。

山あり谷ありです。

 

山がこの様に3次元で立体的にそびえ立っている事を

普通の人は頭でわかっても

実際にはわかっていない人が多いと思います。

 

私が中学生の時

近所の友達3人とメジロとりにいた時の事です。

(今メジロは益鳥として捕獲厳禁です)

 

 

メジロ

 

 

前のブログでのべた千石峡に行き

メジロ十数匹を鳥もちで捕獲し家路に早く帰ろうと

とんでもない行動をしてしまいました。

 

千石峡とわが家の直線上に笠置山があります。

少年のあさはかな判断で

「家まで帰るにはながい距離を回りながら時間がかかる。

それなら直線状の山を越えて行こう。」と

山のふもとから見上げると

自分の目で見えたところが

直線状の峠だと思い込み登って行くと

そこは峠ではなく

目の前にはまた山が

私たちを遮っていました。

 

その前にはまた山の頂きが見え

あれが峠だと喜んだのも、つかの間

道なき道、急坂を

野ばらのとげで体中傷だらけになり

やっと上り詰めたら

また目の前には山

 

その時、もう太陽はしずみ

暗闇の世界

懐中電灯など何も準備していない。

月のあかりを頼りに

やっと峠と思っていた所は

笠置山の頂上(海抜440メートル)

 

この山は幾度も上った山なので

月の明かりだけで下りの道をたどり

無事家に帰ることが出来ました。

家に着いた時間は夜11時を過ぎていました。

 

家に着くや否や親父からこっぴどく怒られ

もう少し送れたなら

警察に捜索願いを出すところだったそうです。

 

私はこの逸話をなぜしたのでしょう?

みなさん!お分かりですね。

「急がば回れ」

回って帰れば2時間で帰る道を

安易に直線状の山を越えたことで

6時間、3倍の時間がかかり

大変なめにあいました。

 

たった海抜440メートルの山でも

山は3次元の立体で「山あり谷あり」

山の恐ろしさを

直接体験することが出来ました。

 

追伸

物事を判断する時

一般的には表面的な事で

判断することがタダあります。

 

物事は前述した

2次元ではなく

3次元、4次元で立体的に観察し

客観的に

科学的に

主体的に判断すべし。