2016 年 8 月 4 日 ニか八か
飛行機の中から
営業部長の林です。
だいたいのことは2:8になる。
営業マンが10人いたら、
トップの2人が全体の8割の売上を作る。
逆に下位の2人が8割の問題を起こす。
と言われます。
パレートの法則。
俗にいうニハチの法則。
ただ、これを使うのって、
何かが起きた後がほとんど。
答え合わせ的に
「あー、まさにニハチの法則だったね」
という使い方。
生産性の効率を表した法則ながら、
この使い方では生産性があまりありません。
そこで今日は、
この法則を生産的に使うための
「魔法の言葉」をお伝えします。
とても短い、たった6文字の言葉です。
覚えて下さい。
「どうせニハチ」。
何かチャレンジをするとき、
新たなプロジェクトを起こすとき、
多くの人を集めるときなど、
「どうせニハチ」で臨むと気が楽になり、
精神的なブロックが外れやすくなります。
例えば、
新商品のプロモーションで
無料サンプル配布をしようかどうか
迷ったとき。
「無料でサンプルなんかで配っても
ほとんど本商品を買わないだろう」
と思って躊躇するか、
また社内で抵抗に遭うことでしょう。
そんな時に
「どうせニハチ」。
どうせ8割のお客さんは
無料サンプルを試すだけ。
でも残り2割のお客さんが
興味を持ってくれたら
十分回収のメドは立つ。
場合によっては
必ずしも2:8にはならないどころか
1:9だったり0.2:9.8
だったりもします。
が、大事なのは、
「少数の優良客が大部分の売上を担う」
ようにできているということ。
子供の頃、
「日本国民全員から1円ずつもらえれば
1億2千万円手に入る。
1円ならもらうの簡単じゃない?」
なんてヨタ話をしたことありませんか?
ただこれは、
国会議員になる→税法を改定する→
強制的に徴収する
ぐらいしないと不可能な話。
ほとんどの人は、
1円だって払ってくれません。
そうではなく、
一部の話のわかる人たちに
価値を伝えられれば、
国民全員にアプローチするまでもなく
1億でも2億でも稼ぐことができます。
どうせニハチ。
買う人より買わない人の方が
圧倒的に多いことを再認識しましょう。