2016 年 8 月 22 日 某TV局低迷の原因を考える
博多港のラウンジより
営業部長の林です。
フジテレビの視聴率が悪い。
ここ数年、よくそんな話を耳にします。
小さい頃からフジテレビのバラエティ番組に
親しんできた世代として、
心からエールを贈りたいと思います。
この原因について
僕はある説を提唱しています。
特に科学的な根拠はありませんが、
自分の視聴行動を振り返ると
あながち見当外れでもないかなと
思っています。
若年層はどうか分かりませんが、
私たちは、観たい番組がないときでも
「とりあえずテレビはつけておく」
という習慣が身についている世代です。
もちろん、観たい番組があれば、
一目散にチャンネルを合わせますが、
実際、そこまでして観たい番組は
数えるほどしかありません。
「まぁ、ニュースでも入ってくるかな」
というぐらいの希薄な期待感で、
帰宅したらとりあえずつける。
食卓が何となく息詰まるので
にぎやかしにつけておく・・・
なんて人もいるでしょう。
さあ、問題はその時です。
よほど観たい番組がない時って、
1チャンネルから順にザッピングしていきませんか?
ここで「違う」と言われたら
話終わっちゃうので、
是非とも大人の対応をお願いします。
・・・ですよね〜。
1チャンネルから順にいきますよね!
1、2、3・・・。
そして、
「あぁ、ニュースやってる。ここでいいや」
「クイズか。SKC◯MDTK?うーむ・・・」
といった感じでフワフワ〜と
ランディングしていきます。
※クイズの解答は最後に書きますので、
どうぞ先に進んで下さい。
さあ、そこでフジテレビ系列。
全国28局ネットでお送りしておりますが、
4局を除く24局が8チャンネル。
これは2011年の地デジ化の際に
全国各地でまちまちだったものを
意識的に統一したためです。
そしてその8チャンネルは
ほとんどの地域でチャンネルの最後尾。
アナログ時代は、
テレビ朝日10チャンネルや
テレビ東京12チャンネル。
UHF受信だと
さらに大きな数字が
割り当てられている局も
沢山ありました。
でも今は、ほぼしんがり。
つまり、
1チャンネルからザッピングされると
最も不利なのが、一番最後にある
フジテレビ系列で、
気の無いザッピングの
割を食っているのであーる!!
・・・と言うのが私の説です。
かつて引越業界最大手の
アート引越センターに
真っ向から(ゲリラ的に)立ち向かい
急速にシェアを拡大した
新興の引越業者がありました(今もあります)。
その名は「アーク引越センター」。
まぎらわしい名前で
どさくさ紛れに受注を増やした・・・
確かにそれもあったかも知れませんが、
アークの真の狙いは、
電話帳の一番上に載ること。
あいうえお順でいくと、
一番上がアークで、その次がアート。
「電話帳を引く時は上から順に見ていく」
という心理行動をついた
この戦略はズバリ当たりました。
この事が「フジテレビ凋落の仮説」の
後ろ盾になるかはわかりませんが、
「上をとる」「前に出る」というのは
今も昔も変わらず「強い戦略」であり、
「遅れをとる」というのは
今も昔も変わらず「致命傷」だ。
ということは言えるのではないでしょうか?
追伸.
クイズの答え
↓
◯に入るのは「K」。
太陽系惑星の並び順です。