2016 年 10 月 11 日 「関の山」登山記 第二回
PR39代表の林です。
今日は第一回に続き第二回「関の山」登山記を
語らせていただきます。
・・・
汗も滝のように流れる中、
綺麗なチョウに魅せられて
一息ついたあと
九合目にさしかかった時
先にのぼっていた70代の男性が
八合目の立て看板を
ハンマーで打ちこんでいました。
「どなたですか?」と尋ねると
万面の笑顔で
「ボランティアで関の山を管理しているものです。」
と答えられました。
この様な方々がいるから
安全で安心な登山が出来るんだと
温かい気持ちになりました。
その方の足元を見ると
古くて使いこなした登山靴。
18年間登山靴を履いて
新調したばかりの私は
その古い登山靴に目を奪われ
その方に尋ねました。
「その登山靴、かなり使われているみたいですが?」
その返事は驚愕の一言
「そうですね。20代から約50年履いています。
若い時は東京に住んでいて
2000メートルクラスの山を
一週間ほど山小屋に泊まりながら
縦走していました。
この靴はその時から履いている登山靴です。」
私はその方に
「撮らせて頂いた写真をブログに
載せてもよろしいでしょうか?」
答えは
「恥ずかしいけど良いですよ。
ネットで有名になったらどうしょう?」
二人で大笑い。
心温まる奉仕の心と
物を大事にする気持ちに
疲れもわすれ
関の山頂上へ無事到着。
到着時間 11時20分
通常の2倍時間がかかりました。
山頂についたが
四方八方、下界は霧の中。
何も見えません。
天気が良ければ
東は田川、西は飯塚
南は嘉麻、北は直方
360度の筑豊の全景が望めます。
山頂で6人ほど男女高齢者たちが
談笑していました。
ある80歳くらいの男性が
「家にいるとだれとも話す事もない。
外に出て歩いていて知らん人とあっても
あいさつする事もない。
しかし、山に来るとだれとでも
あいさつし、すぐ仲良くなる。
山に来る事が元気の源や。」
頂上で一休みした後
下山しました。
下山途中にめったに見つからない
サルの腰掛を見つけました。
長さ25センチ幅12センチ
とんでもないお土産
5年ほど前にも7合目のところで
これよりやや小さい物を採取しましたが
それより1.5倍ほど大きなものでした。
ネットで買えば約1万円程度ですかね?
サルの腰掛(霊芝)は
木の栄養分を吸い取り
大木でも倒すと言われています。
この猿の腰掛も例外ではありません。
直径30センチほどの
ブナの木だと思いますが
完全に栄養吸い取られ
枯れ木となっています。
猿の腰掛は抗癌作用があり
滋養強壮、万病通治薬です。
サルの腰掛を採取し
家に持ち帰り早速
ホワイトリカ35度の焼酎に
漬けました。
小さな山ですが
今日は物心両面に成果のある
登山日になりました。