2016 年 10 月 24 日 三都の距離感を例えるなら?
営業部長の林です。
「神戸、大阪、京都ってどのくらい離れてんの?」
大阪出身の友人と飲んでいる時に、
この話になりました。
神戸、大阪、京都あたりの距離感って、
関西に土地勘のない僕には
全く分からなかったので、
とても興味深い話題でした。
だって、それぞれ県(府)をまたいでるでしょ?
東京、神奈川、千葉とも
福岡、佐賀、長崎とも
きっと違うんだろうな・・・
ぐらいの予測しかありません。
その夜。
彼がバチッと明快に教えてくれました。
まず、神戸〜大阪が、
地下鉄の姪浜〜博多ぐらい。
そして、大阪〜京都が、
西鉄大牟田線の福岡〜久留米ぐらい。
なんて言うんですかね。
「感覚とイメージがピタッと重なった」
そんな感じです。
福岡県外の方も
結構いらっしゃる中、
勝手に盛り上がってスミマセン。
そして、
コレはあくまで僕の友人の感覚なので、
「いや、ちゃうわ〜」と思われた関西ゆかりの方、
今度こっそり正味の話を聞かせて下さい。
話が上手な人の特徴のひとつに、
「例え話がうまい」
というのがあります。
例え話をする趣旨・目的は、
「分かりにくい話を分かりやすく伝えること」
なんですが、
例え話が下手な人は、
例えることで余計分かりにくくなったりします。
なぜ分かりやすい例え話と
分かりにくい例え話が
生まれてしまうのか?
答えは明確。
「聞き手が知ってるもの(こと)で例えているかどうか」
たったそれだけです。
たとえば、
赤ワインの味を
10歳の子供に例え話で伝えるとします。
この子はアルコールを飲んだことがありません。
そんな子に
「カシスのような小気味良い酸味と・・・」
なんて語っても伝わるはずがありません。
「風邪引いて熱がある時って、
鼻の息が熱いでしょ?
あの熱い息に
甘くないけどやたら濃い
ぶどうジュースが溶けていく感じ・・・」
10歳の子供が知ってるもの(こと)で
例えてあげれば、
完全には伝わらないものの、
何となくのイメージぐらいは
伝えられるでしょう。
話は戻ります。
神戸、大阪、京都の距離感を伝えるために、
「車」ではなく「鉄道」というツールを持ち出したのが
まず素晴らしい。
車は混雑具合によって
時間や距離の感覚が変わるものだし、
同じ「車で30分」でも
人によって受け止め方が変わってきます。
鉄道ならダイヤに沿って、
正確に動くので、
人によって時間や距離の感覚がズレにくい。
そしてさらに、
「福岡の鉄道」を引き合いに出す。
これ以上(私にとって)分かりやすい例えは
おそらくないんじゃないでしょうか。
世の中にある仕事のほとんどは
専門職です。
「私の仕事はどこにでもある仕事ですよ」
なんて話をよく聞きますが、
よくよく聞いてみたらとんでもない。
自分が気付いてないだけで、
外からみたら立派な専門職です。
これを人に分かるように伝えるには、
相手が分かる言葉に置き換えてあげなければ
いけませんよね??
あまり語られませんが、
何気に重要なスキルなんじゃないかな、、、
と僕は思っているんですが、
あなたはどうでしょうか?