2017 年 10 月 10 日 魚の立場に身を置く

PR39代表の林です。

 

この度の連休に

久住連山の男池(日本百名水)と

炭酸水が滝となって湧き出る

白水鉱泉に家族の日帰り旅行へ。

 

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九州の紅葉はその屋根と

呼ばれている久住連山でも

まだ少し早いようです。

 

「人の立場に身を置く」は

デール・カーネギーの

著書「人を動かす」

PART1人を動かす3原則

3. 人の立場に身を置くに

詳しく書かれています。

 

その中に釣りの秘訣について

「釣り針には魚の好物をつけることに限る」

と言う名言があります。

魚のエサは数多くあります。

しかし、狙う魚が嫌うエサを

いくら付けても釣れるわけがない。

「魚の立場に身を置く」

 

3年ほど前、義理の弟と

神湊から10トンほどの船で

今、話題の「神宿る島」(世界遺産)

沖ノ島まで2時間ほどかけ

70~80センチほどの鯛、ヒラマサ、ブリなど

2人で15本ほど釣り上げました。

そこで驚くのは釣り方です。

エサは針に何もつけません。

ピカピカに光る釣り針だけがついています。

なんと、釣り竿の糸の先には

鉛の重しとエサのついてない針だけを

10名ほどの釣り人が

船頭の笛を合図に海へ同時に投げ込みます。

 

私は、こんな釣り初めてで

なんでエサもつけずに

魚が釣れるのだろうと?

 

そのわけは

ピカピカに光る釣り針に

イワシが子魚と間違え食いつき

それを鯛やブリなどの大きな魚が

食いつき釣れるとの事でした。

 

エサをつけない釣り針は

船頭さんが独自で長年にかけ製作。

大物の魚はイワシが大好物

そのイワシが好むエサなし針を

つくりあげたとのこと。

なんとお見事!

「エビで鯛を釣る」どころか

「エサなし針で鯛をつる」

 

これを商いに例えれば

お客の立場にたって

お客が求める高品質商品を

少ない費用で製作購入、広告、販売し

大きな利益を生む

最高のマーケティングではないでしょうか。

 

私を含め商売を営む少なからぬ人は

お客の立場、要求より

自分の思い込みや欲

主観や独断に陥り

失敗する事が多々ありませんか?