2015 年 7 月 21 日 やけくそで商売はできません
博多のオフィスより
おはようございます!
PR39の林です。
先週、販促EXPO出展のため、
ほとんどオフィスを留守にしていたのと、
想像以上の反響のおかげで、
社内がイイ意味で殺気立っています。
そして、
「のんきにメルマガとか書いてんじゃねぞ」という、
イイ意味の緊張感の中、お届けしています。
さて、
すでにお気付きとは思いますが、
PR39のオリジナルふせんは、
「なんでこんなに安いんですか?」
としょっちゅう聞かれるぐらい、
やけに安いです。
やけに安いからと言って、
やけくそで安くしているわけではありません。
安いのには、それなりの理由があります。
まず、ふせんで一番難しいのは「のり」。
本来、のりは接着剤。
剥がれないように貼り付けるのが、その役目です。
ところがふせんののりは、
しっかり貼り付けた上に、
跡形もなくキレイに剥がせなくてはいけません。
しかも、繰り返し繰り返し・・・
とても高度な技術です。
そしてその最高峰が、3M社の「Post it」。
実は、粘着力の弱い失敗作の接着剤が、
「繰り返し貼って剥がせる」という性質を買われ、
怪我の功名的にヒットしたのがPost it。
つまり、
最初から作ろうと思って作れるほど
簡単なものじゃないと言うことです。
何のつてもなく、
オリジナルのふせんを作ろうとすると、
某商社を経由することになり、
のりの部分に意味不明の手数料が乗っかります。
その結果、
「超高級ふせん」が出来上がってしまうのです。
PR39が使っているのは、
全く別ルートのオリジナル開発品です。
何種類かののりを試し、
・接着力
・剥離性
・のりの残存度
・再粘性
・持続力
など、
あらゆる試行錯誤と厳しいチェックを繰り返し、
現在の性能まで持っていきました。
残念ながら、Post itと比較すると、
やや劣る面はあります。
ただ、
「くっつかない」「のりがベタベタ残る」
などのように、
普段使いで支障を来すようなレベルではありません。
少なくとも、
販促品としてバラまいて、
捨てられずに最後まで使ってもらえるレベル。
つまり、
コストパフォーマンスには十分見合う性能だと、
自負しています。
もうひとつの安さの理由は、
サイズと組合せ。
ふせん紙は、使い勝手に合わせて、
ある程度サイズ感が決まっています。
パッと思い浮かべてみて下さい。
「ふせん紙ってどんなサイズがありますか?」
2~3パターン浮かんだと思います。
PR39では、
ふせん紙のサイズを数パターンにしぼり、
その組合せによって、
多彩な商品ラインナップを可能にしています。
ふせん紙の規格が一定になると、
「カバーありふせん」のカバーの規格も一定になるため、
仕上りサイズも数パターンに抑えることができます。
当然、個包装や梱包にかかるコストなども抑えることができるため、
製品価格に反映させることができるというワケです。
ほかにも、
いくつか「安さ」の理由はありますが、
あまり企業秘密をベラベラしゃべっていると、
社長から愛のムチを頂くはめになってしまいますので、
これぐらいにしておきます。
追伸.
「なぜ安いか?」
そこの説明をうやむやにすると、
せっかく労力や仕組みで安くしたのに、
「利益削っただけだろ?」
と安っぽく見られてしまうので、
最近部下には厳しく指導しています。
あなたは、ちゃんとお客様の「なぜ?」に答えられますか?