2015 年 7 月 30 日 弔い!彼の死を乗り越え、顧客心理の深層をさぐれ!

博多駅のプロントより

おはようございます!

PR39の林です。

朝から悲しい話で恐縮ですが、

先々週、我が家のブルーレイレコーダーが、

お亡くなりになられました。

・・・と言っても、

元々テレビを熱心に観ないので、

別に録画機器のひとつやふたつなくなったとて、、、

と、あなどっていましたが、

じつに不便です!

基本、機械オンチな私ですが、

「キーワード録画」だけは巧みに駆使し、

好きなお笑い番組や情報番組だけを抽出し、

自分が好きな時間に観ていました。

大体どれも決まったサイクルで放送されるので、

毎週同じような番組が録り貯まり、

大体自分なりの視聴サイクルが確立されていました。

つまりカッコつけて言うと、

「情報の取捨選択」と「情報処理」が、

知らず知らずのうちに、

ストレスなくオートメーション化されていた。

ということです。

いま、大変です。

・深夜番組を見るために夜ふかししないといけません。

・放送時間に外出してたら見れません。

・知らなかった特番は見逃します。

あたり前のこと過ぎて、

書きながら「オレはアホか」と思ってしまいましたが、

現に大変なんだから仕方ありません。

多分、私だけじゃないと思いますが、

これだけモノや情報が氾濫していると、

みんな自分なりのフィルターを持っていて、

必要とみなしたものだけを囲い込み、

それ以外は目もくれません。

デジタル時代です。

保留はありません。

オンorオフです。

逆にそうしなければ、

際限ない情報やモノに溺れて、

何一つ決断できなくなってしまうのでしょう。

たとえば、

あなたは一日生活する中で、

どれだけの数の「広告」に触れているか知っていますか?

100件でしょうか?

200件?

生活エリアなどの条件により前後しますが、

3,000~5,000件にものぼると言われています。

※諸説あります。

昨日一日を思い出して下さい。

そんなにも見たおぼえ、ありますか?

人の脳は無意識に広告をブロックします。

売り込まれたくないし、

それを受け入れるだけのキャパがないから、

気にならないように出来ているんです。

無意識に無かったことにしているんです。

私たちのように、

少しでも広告・広報に携わっている人間は、

ヒトには「屈強な防衛システム」が備わっていることを知り、

それを「いかに切り崩すか?」を考えなくてはいけません。

大手、中小問わず、

世の中にある広告のじつに9割以上は、

それがまったく出来ていないと言われています。

じゃあどうすれば防衛システムを切り崩せるのでしょうか?

その「防衛システム」を崩すには、

まず「ほころび」を作ってやることです。

柔道でいう「体を崩す」

漫才でいう「つかみ」

といったところでしょうか。

手法はたくさんありますが、

ポイントは「どれだけ感情を揺さぶれるか」です。

喜ばせる。

楽しませる

期待させる。

悲しませる。

不安にさせる。

怒らせる。

これらの感情が「屈強な防衛システム」に爪を立て、

ほころびを生じさせるというわけです。

9割以上の人が知らないことを、知っちゃいましたね(笑)

「つかみ」の具体的なテクニックについては、

また機会があればお伝えしたいと思います。

追伸.

ノベルティは、

文句なしに感情を揺さぶるツールのひとつです。

モノがもたらす存在感やありがたみは、

どんな時代でも変わりません。

誕生日に「おめでとう」とだけ言われるのと、

「おめでとう」と一緒にプレゼントをもらうのでは、

「おめでとう」の重みが違いますよね。

いやしい話じゃありません。

少なくともそのプレゼントを選ぶ間は、

自分を喜ばせようとあれこれ考えてくれていたということです。

自分のために一手間かけてくれた証しがプレゼントです。

ノベルティと日々向き合いながら、

お客様の「その一手間」のお手伝いができたらいいな、と

思っています。