2015 年 12 月 10 日 盗作はダメ。でも・・・

モーツァルトの時代、
優れた音楽家が表舞台で活躍する影で、
ある事態が横行していたといわれています。

 

それは「盗作」。

 

当時は現代のように著作権で
作家や作品が守られる時代ではなく、
最初に演奏してみせ、
「私の曲です」
と言った人が作者になれたのだとか・・・。

 

タダすごいのは、そのパクり方。

 

 

夜中にこっそり忍び込んで、
仏間のタンスから楽譜を失敬して、、、
などという甘っちょろい手口ではありません。

 

作曲家の家の外で耳を澄まし、
聞こえてくるピアノの旋律を、
白紙の五線紙に手書きで写し盗っていく。
という手口です。

 

 

いやそれ、
えげつないスキルじゃない!?

 

最低でも
・絶対音感
・速記術
・譜面おこしの知識
がなければ無理でしょう。

 

ある有名なオーケストラの指揮者の試験で、
試験官が10本の指で適当に
ジャーン
とピアノを鳴らし、
その10個の音を五線紙に書き写すという
難解な試験があるそうですが、
そんな難問もこの盗作家にしたら
きっと朝飯前でしょう。

 

世が世ならどえらい人物だったかもしれないですね。

 

ま、どこまで本当かは分かりませんが・・・。

 

もちろん、盗作はダメ。

 

今も昔も関係ありません。

 

この盗作家。
それほど卓越したスキルがあったのなら、
もう少し踏み込んで、
名曲を生み出すパターンを見つけられれば、
きっと現代に名を残す人物になっていたことでしょう。

 

 

 

盗作はダメ・・・なんですが、

私たちもちょいちょいパクってます。

 

アイデアをです。

 

特にキャンペーンのオファーなどは、

必ず他社さんを参考にさせてもらっています。

 

競合他社がどんなキャンペーンをしてるのか?

また、どんな特典をつけているのか?

 

しっかり参考にさせてもらっています。

 

しかし!

パクるのはそこからじゃありません。

 

競合のアイデアを調べるのは、

アイデアがかぶらないためです。

 

競合が「1品サービス」をしてるなら

うちは「2品サービス」にしよう。

 

競合が「1,000円クーポン」を配っているなら

うちは「2,000円クーポン」を配ろう。

 

これは、

お客さんからしたら、

「あの業界はそういうの流行ってるのかな?」

「どこも似たり寄ったりじゃん」

 

と思われるだけ。

そんなことなら、

やらない方がまし。

 

パクるのは、競合他社ではなく、

全く違う業種のオファー。

 

例えば、

クリーニング店の「朝出して夕方仕上げ」や、

紳士服店の「2着目半額」、

ガソリンスタンドの「無料点検」など。

 

そういったアイデアを

自分の会社のキャンペーンに

上手くアレンジして組み込め(パクれ)ないか?

 

「狭い業界内の常識にとらわれず、

あらゆるビジネスの自由な発想に目を向けろ」

 

とはいえ私たちは、

ついつい狭い業界の不可解な常識や思い込みに

足を引っ張られがちになります。

 

「異業種からアイデアをパクる」

 

「パクる」に抵抗があるなら

「オマージュ」でも「インスパイア」でも

何でもいいです。

 

ぜひ、使ってみて下さい!

 

 

 

追伸.

 

 

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詳細は追ってお知らせします。

お楽しみに!